エースは、新ブランド「エース(ace.)」を立ち上げた。「エース ジーン」などいくつかの自社ブランドを統合。国内のみならず海外でも店舗運営や広告展開を計画し、世界市場でも戦えるブランドとして打ち出す。クリエイティブ・ディレクターには、同社のラゲージブランド「プロテカ」も手掛ける佐藤オオキ・ネンド代表を起用。商品企画・デザインは社内で行うが、広告やCM、店舗環境、ロゴなどの監修を佐藤クリエイティブ・ディレクターが担当し、新しいブランドの世界観を構築する。2016年1月中旬から国内の百貨店や専門店に加え、アジア、中東、アメリカで順次販売を開始。初年度の売上高は国内、海外合わせて100億円(上代ベース)を計画する。
「エース」のブランドコンセプトは、「すべての移動を旅と捉えその移動を快適にする最適なカタチを提供する」。商品は、カジュアルバッグからラゲージまでをそろえる"トーキョー レーベル"と、ビジネスシーンを想定した"ジーン レーベル"の2ラインで構成する(今後"1940 レーベル"も展開予定)。これまでに培ってきたノウハウを生かし、生産地、価格、品質、機能など全てにおいて"最適"をキーワードにしたデザインを提案。波紋をイメージしたリブデザインや、日本画に用いる岩絵具の色彩のようなカラーを採用するなど、それぞれのアイテムにどこか"日本らしさ"が込められているのもポイントだ。16年4月には、東京・八重洲地下街に初のフラッグシップショップのオープンを予定する。