人や地球に優しいファッションや食品などを提案する「ピープル・ツリー(PEOPLE TREE)」のアクセサリーのほとんどは、ケニアのボンボルル・ワークショップ(以下、ボンボルル)とインドのタラ・プロジェクト(以下、タラ)で作られている。また、同ブランドは団体に属する人々の仕事の機会を与えるだけでなく、これらのアクセサリーの売り上げの一部をそれらの団体に寄付している。
ボンボルルは障害者が自立するためのリハビリセンターで、約150人がアクセサリーの制作を行っている。「ピープル・ツリー」はボンボルルのために障害を持つ子どもたちへ送る車椅子キャンペーンを開催中。同団体が制作したアクセサリーの売り上げ300個につき、車椅子1つをプレゼントしている。それらの車椅子もボンボルルの職人によるものだ。
タラは貧困層の人々の生活向上を支援する団体だ。40年以上にわたり、インド北部の手工芸生産グループの製品作りや販売をサポートしており、約500人の職人がアクセサリー制作などを通じて収入を得ている。インドでは500万人以上の子どもらが、学校に行けず働いている。タラでは児童労働に従事する子どもらに教育の機会を作るため、5カ所教育センターを運営。「ピープル・ツリー」はタラによるアクセサリーの売り上げ100点ごとに30ドルを教育センターへ送付し、それらはテキスト代や食事代に充てられている。
「ピープル・ツリー」のアクセサリーは、つける人を輝かせるのみならず、ケニアやインドの子どもらの笑顔を輝かせている。