ファッション

シャラポワ、薬物違反で「ナイキ」「タグ・ホイヤー」「ポルシェ」が続々と契約を見直し

 世界を代表するテニスプレイヤーのマリア・シャラポワ(Maria Sharapova)は、1月の全豪オープン直後に行われたドーピング検査で陽性反応が出たことを3月8日、会見で明らかにした。対象の薬物は1月1日から国際テニス連盟(ITF)の禁止薬物リストに加わったメルドニウムだ。彼女は過去10年間、医師の処方の下メルドニウムを摂取していたという。

 会見後、「ナイキ(NIKE)」は彼女とのスポンサー契約をしばらく中断すると発表した。「われわれはシャラポワについてのニュースを受けて大変悲しく思い、驚いている。捜査が行われている間は彼女との関係を中断する」と同ブランドはコメントした。「タグ・ホイヤー(TAG HEUER)」のスポークスマンは「シャラポワはわれわれと2015年12月31日まで契約しており、延長する話もあったが、一切の交渉を止める」と語った。「ポルシェ(PORSCHE)」のスポークスマンは「詳細が発表され、状況を分析できるまでは計画していた取り組みを見合わせる」とコメント。また、1月末にシャラポワをブランドアンバサダーとして起用したプライベートジェットの会社、ネットジェッツ(NETJETS)はまだ決断していないという。

 多くの広告モデルを務めるシャラポワの昨年のコマーシャル契約額は約2900万ドル(約32億7700万円)にのぼったと見られている。

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