ベイクルーズグループのラクラスは4月5日、青山・骨董通り沿いのマックスマーラ旗艦店隣のビル2階に「アパルトモン(L'APPARTMENT)」を移転オープンした。売り場面積は約150平方メートル。買い付けアイテムは全体の7〜8割程度で、「ザ ロウ」「デイヴィッド & マイケル」「ATM」などのウエアに加え、「セルジオ ロッシ」のシューズやインディアンジュエリーなどをラインアップする。幸佳代子(ゆき・かよこ)「アパルトモン」バイヤーは、「『アパルトモン』が今年9月に10周年を迎えるにあたり、ブランドのあり方を見直した。これまではアメカジ、トラッド、エスニックの要素をポイントにしてきたが、今後はそのベースを根っこに残しながら、シンプルだけど毎日着られる、完成されたモードを提案する。具体的なキーワードはタイムレス、エレガンス、ポジティブ、リラックス。買い付けアイテムの価格帯も『ドゥーズィエム クラス』『AP ストゥディオ』に比べ高価格で、オリジナルも中心価格帯が3万円台と決して安くはないが、服を知っている大人に向けて本当に欲しいものだけを提供できたら」と語る。
これまでの「アパルトモン」とは全く異なる内装も見どころだ。オープン時には什器にテントを使用したり、サボテンを植え込んだりして砂漠のような雰囲気がただよう空間を演出した。「以前に比べてかなり広いスペースに移転することになり、このスペースをどう"家(=アパルトモン)"にするか考えた。今回のテーマは"キャラバン"で、砂漠の中の仮住まいをイメージした。内装はシーズンに合わせて変える予定だ」と幸バイヤー。
なお同ビルの1階には4月8日に、ベイクルーズのフレーバーワークスが誘致したパリのコーヒー店「クチューム」が移転オープンする。「アパルトモン」へのアクセスは、同カフェ店内からの階段のみとなっている。
■アパルトモン
所在地:東京都港区南青山5-9-15 2F