ファッション

【東コレ】「マトフ」日本の美意識”見立て”にフォーカス

 テーマは「見立て」。本来別の用途で用いるモノに、新しい使い方を見いだすことで斬新な美を創り出す、日本独自の美意識に着想を得た。ベルベットが剥げたソファーの雰囲気をリネンで表現したり、ストローマットのハリ感を和紙で表現したりするなど、本来洋服の生地では無いモノを着心地が良い素材で作り替え、洋服に落とし込んだ。長着やシンプルなカッティングのシャツなど中性的な印象も強い「マトフ」だが、淡い色彩のプリントにシワ加工を施したプリーツスカートや丸みのあるカッティングで背中にドレープを付けたツイードのジャケットなど、より女性的な印象。インパクトのあるボリューミィなロープのアクセサリーは、ブラジル人アーティストのクラウディア・サヴィッリが手掛けた。スタイリングに関しても、「今シーズンは、ファッションショーではなく、アートインスタレーションのように表現したかったので、柄×柄や素材×素材など、春夏だけどあえて過激なレイヤードにした。いつもの引き算ではなく、足し算で物事を考えた」と堀畑裕之デザイナー。さらにタコ糸とネットで作ったマユのようなヘッドピースで、時を経たホウズキの実を表現した。

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WWDJAPAN Weekly

メンズ32ブランドの猛暑に負けない推しスタイル 2025年春夏メンズ・リアルトレンド

「WWDJAPAN」12月16日号は、2025年春夏シーズンのメンズ・リアルトレンドを特集します。近年は異常な暑さが続いており、今年の夏は観測史上最も暑い夏になりました。ファッション界への影響も大きく、春夏シーズンはいかに清涼感のあるスタイルを提案するかが大切になります。そこで、セレクト各社やアパレルメーカーの展示会取材、アンケートを通して全32ブランドの推しのスタイルを調査し、メンズのリアルな傾…

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