ジャングルや青空といった、自然にインスパイアされたコレクションを発表してきた「ケンゾー」。今シーズンは、デザイナーのキャロル・リムとウンベルト・レオンが生まれ育った故郷・カリフォルニアのビーチ。穏やかにも荒々しくもなる、潮の満ち引きの様子を服で表現しながら、リラックスしたサーフの要素を取り入れた。
寄せては返す波をイメージした、マリンブルーのシャギー模様がキーモチーフ。薄いナイロンのコートなどにプリントした。カラーブロッキングが印象的なビッグシルエットのジャケットには、ネイビーとロイヤルブルーの間に白いゆるやかな曲線を配することで、穏やかな波の動きを象徴的に表現。アイテムは、コクーンを描くビッグシルエットのトップス、サーフショーツのようにリラックスしたドローストリングのボトムスが中心だ。コンテンポラリーな服にオーガニックなサーフの気分が加わり、洗練されたスポーティなリゾート・ウエアに仕上げている。
中盤からは、黒やグレーのダークトーンにシフト。大波のチューブを細かくちりばめたウエアなどで、荒々しい波の動きを感じさせた。サーファーたちの走り書きから着想を得たという、英語のメッセージをちりばめたグラフィックプリントもユニークだ。
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