「サンローラン」2014年春夏は、グランジ・ロックを披露した昨シーズンに続き、ロックを感じさせるコレクションを披露した。エディ・スリマンは今季、1950年代のアメリカのロカビリーファッションから着想を得たようだ。太ピッチのボーダーストライプモチーフや、ボンバースジャケットが象徴的。それらをスーパースキニーパンツやレザージャケットなどと合わせ、エディ流のロカビリールックに落とし込んだ。
キーカラーは、ギラギラのゴールド。スパンコールをたっぷりあしらったロングジャケットにゼブラのパンツを合わせたテディ・ボーイ風スタイル。黄金色に輝くショールカラージャケットに赤の開襟シャツを着せ、エルヴィス・プレスリーを彷彿とさせるゴージャスなスタイルも登場。ハイウエストのパンツも新鮮だ。タックを入れながらも、スキニーフィットにまとめるところがエディらしい。トロピカルな花柄やヤシの木をモチーフにしたブローチなど、西海岸のリラックスしたマインドも取り入れている。「サンローラン」が得意とするテーラードとミックスし、エレガントなロックにまとめあげた。
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