「フェンディ」は、エウル(EUR S.p.A)と15年間の提携に合意し、ローマのエウル地区(EUR)の記念建造物「イタリア文明館」に本社を移転することを発表した。建築家のジョヴァンニ・グエリーニやエルネスト・ブルーノ・ラパドゥーラ、マリオ・ロマーニらが担当した建造物で、四面のファサードには、イタリア国民が誇る芸術と工芸を表現した28体の像が並ぶ。また、1階には広さ1000�uの展示スペースを設置。「フェンディ」の卓越したクラフツマンシップ溢れる作品や、ブランドの発祥の地、ローマで生み出される想像力やアート・インスタレーション、展示作品などを一般公開する場として機能する。「フェンディ」のピエトロ・ベッカーリ会長兼CEOは、「我々のルーツはローマなので、イタリアの文化遺産に注目し、誰もがそこにアクセスできるようにした」とコメント。