ファッション

「マウジー」と「リエンダスエルタ」がデニムやプリントを使ったウエディングドレスを発表

 バロックジャパンリミテッドは、ウエディングドレスメーカーのクラウディア(本社:京都市右京区)と3年間のライセンス契約を締結し、「マウジー」と「リエンダスエルタ」のウエディングドレスを発表した。今日8月5日、京都ブライトンホテルで初披露となるファッションショーを行なった。

 
 「マウジー」は、ブランドアイコンであるデニムやレザーを取り入れた独特なデザインを披露し、会場を驚かせた。カジュアルな素材を使用しながらも、カラーチュールやオーガンジーを幾十に重ね、繊細で上品な印象を見せた。ミニスカートとウエディングスタイルの2WAYで提案する。また、ペイズリープリントをフリルに織り交ぜたカラードレスは、「マウジー」らしいヴィンテージミックスを表現した。チュールにフェアリー感のあるシフォンを組み合わせたソフトマーメイドのホワイトドレスも圧巻。スタイリングには、サングラスやハット、スウェットトップス、レザージャケットなどを組み合わせ、ブランドの世界観を残しつつ、カジュアルにドレススタイルを完成させた。デビューシーズンの今回は、ホワイトドレス7着とカラードレス18着の計13型25着を発表した。

 

 「リエンダスエルタ」は、花のようなディテールを胸元に施したツイードのサックスドレスやスカート全面にバラモチーフのフリルを散りばめたボリュームスカートのドレス、プリント柄に黒のサテンオーガンジーをかけた洗練されたドレスなどを披露。中でも、ツイードやジャカードなどの素材を積極的に使ったドレス群が印象的だ。また、フリルやオーガンジーなどの異素材を重ねて用いたボリューム感のあるドレスが多いが、360度どこから見ても美しく見えるデザインにこだわった。「リエンダスエルタ」は、ホワイトドレス4着とカラードレス13着の計11型17着を発表した。

 

 ウエディングドレスを手掛けてみたかったという中根クリエイティブディレクターは、「花嫁が美しく見えるようシルエットを追求した。またブランドらしい優しさやセクシーさを表現するため、素材や色にこだわった。素材はツイードやジャカードなど着用しやすいモノを使い、色は花嫁の肌に合い、幸せに映るようなサックスやベージュピンク、重たくない黒などを選んだ。念願だったウエディングドレスを作ることが出来て嬉しい。今後はマーメイドや背中あきなど型を増やし、『リエンダ』のランジェリーとも合わせやすいドレスを作っていきたい」と話す。

 

 倉正治クラウディア会長兼社長は、「アパレルブランドと協業したのは初めての試み。プリント柄やデニムなどはウエディングドレスとしてはとても斬新なアイデアだ。20?30代世代の結婚式離れが目立つ中、次世代ブランドの支持が必要だと思った。若い人の感性やブランドの独特の世界観をウエディングドレスで表現してもらい、結婚適齢期である若い世代に"ドレスを着る夢"を持ってもらいたい」と期待を寄せる。

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