ファッション

設楽社長が考える、新業態「ヒ?ームス フ?ラネッツ」の狙い

 「ビームス(BEAMS)」は8月29日、雑貨新業態「ヒ?ームス フ?ラネッツ(BEAMS Planets)」を新宿駅改札口横にオープンした。11月10日まで、JR新宿駅中央東口改札を出た、JRインフォメーションカウンターと券売機の間に構える。「ヒ?ームス」の数あるレーヘ?ルから厳選したハ?ック?や小物、インテリア雑貨、書籍、音楽なと?を集積。店舗編集は、種市暁「B印 ヨシダ」テ?ィレクターが行なう。

 注目の新ショップのコンセプトから、「ビームス」が描くショップの未来まで、設楽洋・社長に話を聞いた。

「『ビームス』って、今こういう物も扱っているんだ」と認識してもらいたい」

ーー「ビームス プラネッツ」で扱う商品のセレクトの基準は?
「ビームス」はテイストの切り口や大型店を増やしてきたが、その結果、商品一点一点に対するフォーカスが弱くなってしまった。そこで、原点回帰の思いを込めて、改めて商品にフォーカスしたショップ作りを目指した。ショップ名の「フ?ラネッツ(惑星)」が意味するように、さまざまな業態の中からデザインやニュース性のある厳選した物を集めてみようと考えた。今後は状況を見ながら商品を入れ替えるが、直近だとオープンから2週間後のタイミングで行なう予定だ。

ーーどういった層に向けて発信していきたいか?
年齢や性別、ジャンルで区切るのではなく、新しい物やミーハーな物、インテリジェンスなアイテムが好きな人に伝えたい。また、新宿は人々の職種や収入の差などが最も混沌としている面白い街なので、ベタな生活必需品よりも多種多様な物と価格をセレクトしている。新規顧客の獲得もあるが、既存顧客の方々に「『ビームス』って今、こういう物も扱っているんだ」と認識してもらいたい。

ーー期間限定店の目標は?
文化的な面で「かっこいい」と言われるような場所にしたい。売れ筋ばかり扱うセレクトや単一的アイテムなどで、意図的に売り上げを出す店内構成にはしていない。半分はギャラリーのように、街行く人たちに「見てもらいたい」という実験的な気持ちが強い。ここに関しては事業計画ありきの店ではないので、どんなお客さまが来店し、どの程度の売り上げになるかは蓋を開けてみてからでないとわからない。そして、期間限定店が終わっても再発見してもらった「ビームス」の各店舗に足を運んでもらいたい。

ーー今後、他の場所でも同様なショップ形態を行なうか?
今回のような都心部の駅ナカに限らず、空港やサービスエリアなど、色々な人が集まるハブのような場所で「移動型ギャラリー」のように出張したい。「ビームス」にはその場所に合わせて、コンテンツを切り替えることができる。その上でも、ここでどういった反響があるかを知りたい。

■ヒ?ームス フ?ラネッツ
日程:8月29日から11月10日
時間:11:00?22:00(平日)、10:30?22:00(土日祝)
取り扱いブランド:B印 ヨシダ、bpr ビームス、ビームスT、トーキョー カルチャート バイ ビームス、ビームス レコーズ、他

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