ファッション

トラサルディ家、孫娘による新生「トラサルディ」

 2014年春夏シーズンに、新クリエイティブ・ディレクターに就任したトラサルディ家の末娘、ガイア・トラサルディによる初のウィメンズコレクション。

 会場は、芝生と大きな木々がある気持ちの良い場所。プロトンダ・デラ・ベザーナ。その建物の回廊をランウェイに選んだ。

 ファーストルックは、タックパンツにクロップドジャケット、スネーク柄のスカーフを合わせたスタイル。その後も白を基調としたメンズライクなスタイルが続くが、クロップ丈にしたり、リラックスドレスと合わせたりと柔らかくリラックスした印象に仕上げている。どこか乾いた印象を受けるのは、ヌーディカラーやブラウンを差し、キーモチーフにスネークを選んだせいか。

 インスピレーション源は、デヴィッド・リンチの映画。ロサンゼルスから、ジョシュア・ツリーまでのロードトリップがイメージだ。スタイルは、ジャケットやブルゾン、トレンチコートに、深いスリットが入ったロングタイトスカートや、ブルマー、ショートパンツを合わせ、マスキュリンとフェミニンがツイストするものに仕上げている。中盤は赤や水色で描き、終盤は黒で締めくくった。

 ラグジュアリーなベーシックウエアの提案だが、ミドルゲージのクロップドニットや、ショートパンツにトランスペアレントなスカートを合わせるコーディネイトなど、随所にトレンドがちりばめている。

トラサルディ 2014年春夏ミラノコレクション 全ルック

2014年春夏ミラノコレクション 関連記事一覧

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。