とにかく「光」と「色」がテーマのコレクションだ。登場するルックのほとんどが、ラメ、スパンコール、光沢のある素材、ゴールド&シルバーカラーと光を放つものだ。色もホワイトからピンク、イエロー、オレンジ、ブルー、ターコイズ、グリーン、ネイビー、パープルと幅広い。アイテムもスリークなドレス、超軽量のトレンチコート、エレガントなペンシルスカート、風になびく軽いロングスカート、ウエストをベルトでマークしたミニドレスなどさまざまだ。「一人ひとりの個人を大事にしたい」というアルベール・エルバスの哲学から来ていると言えるだろう。
ショーの後、エルバスにコンセプトについて聞くと「糸や素材を作っている人などファブリック業界に捧げるオマージュ。デザイナーは生地がなければ、なにもできないからね。今回はイタリア、フランスなどを訪れて、伝統的な素材をデニムのように、ストーンウォッシュしたり、スチームをかけてみたり、ダメージ加工を施してみたり。そうしたら、とてもモダンな素材が完成したんだ。また、光はポジティブな人生を表現している。我々にとって、きらびやかな瞬間は必要だからね?」と語った。