ファッション

【パリコレ】「ヨウジヤマモト」はエアリー素材で重厚感を演出

 「ヨウジヤマモト(Yohji Yamamoto)」はコンクリートの壁に囲まれた広い会場で行なわれた。ギター音楽が流れる中で登場したのは、アームホールの前部分が空いた黒いジャケットにミニスカートのコーディネート。ウエストや肩周りを露出する肌みせトレンドを、クロップドトップスやオープンショルダーではなく、アームホールの開け方で表現するところが、同ブランドらしい見せ方と言える。定番の黒だけでなく、フューシャピンクやレモンイエロー、ライム、スカイブルーといったネオンカラーをレイヤードするスタイルも登場。さらに、袖、ベルト、インナーといった一部分だけにアクセントとして取り入れるコーディネイトも。スタイルではなくネオンカラーで、スポーツトレンドを表現しているようだ。素材については、チュールやオーガンジーのように軽やかなものが多いが、独自の分量感でエアリーな素材にも重厚感を与えている。ちょんまげのようなポニーテールとも相まって、強い女性のための鎧のようにも見えるコレクションだった。

ヨウジヤマモト 2014年春夏パリコレクション 全ルック

2014年春夏パリコレクション 関連記事一覧

関連タグの最新記事

最新号紹介

WWDJAPAN Weekly

2025年春夏ウィメンズリアルトレンド特集 もっと軽やかに、華やかに【WWDJAPAN BEAUTY付録:2024年下半期ベストコスメ発表】

百貨店、ファッションビルブランド、セレクトショップの2025年春夏の打ち出しが出そろった。ここ数年はベーシック回帰の流れが強かった国内リアルクローズ市場は、海外ランウエイを席巻した「ボーホー×ロマンチック」なムードに呼応し、今季は一気に華やかさを取り戻しそうな気配です。ただ、例年ますます厳しさを増す夏の暑さの中で、商品企画やMDの見直しも急務となっています。

詳細/購入はこちら

CONNECT WITH US モーニングダイジェスト
最新の業界ニュースを毎朝解説

前日のダイジェスト、読むべき業界ニュースを記者が選定し、解説を添えて毎朝お届けします(月曜〜金曜の平日配信、祝日・年末年始を除く)。 記事のアクセスランキングや週刊誌「WWDJAPAN Weekly」最新号も確認できます。

ご登録いただくと弊社のプライバシーポリシーに同意したことになります。 This site is protected by reCAPTCHA and the Google Privacy Policy and Terms of Service apply.

メルマガ会員の登録が完了しました。