紳士服のコナカは26日、佐藤可士和が監修する「スーツセレクト」の旗艦店を東京・恵比寿に開いた。売り場面積は3フロア1350平方メートルで従来の店舗の2倍以上。広いスペースを生かし、3階には初のウィメンズ専用フロアを設ける。パタンオーダーはスーツだけでなく、シャツ、ネクタイも取り扱う。インポートのシューズやバッグを拡充するとともに、佐藤可士和と共同開発したバッグなども並べる。初年度5億円の売上高を計画する。佐藤可士和は2007年から「スーツセレクト」のブランドコンセプト、店舗設計、売り場演出、商品開発など広い分野を監修してきた。
オープニングイベントに出席した佐藤可士和は「この5年、店頭ビジュアルや商品精度を1店ずつ本当にコツコツ積み上げてきた。私が最初にここのスーツを見た時『この価格でこのクオリティなのか』と驚いた。その感動を海外の人にも伝えたい」と挨拶した。「スーツセレクト」は現在、国内で49店を運営するほか、今年2月から進出したバンコクに4店舗を構え、さらには11月にシンガポール1号店を開く。