デザイナーの三宅一生が企画・コスチュームデザインを手掛けた青森大学男子新体操部の特別公演がノンフィクションフィルム「フライングボディーズ(FLYING BODIES)」として、11月30日から一般公開される。撮影・編集・監督は、中野裕之。
同作は、去る7月18日に国立代々木競技場第二体育館で開かれた公演の準備段階から本番当日までの3ヵ月を追った作品。映像では、同公演の振り付け及び演出を行なったダニエル・エズラロウ(Daniel Ezralow)による指導、選手たちの練習風景や個別インタビュー、三宅一生によるフィッティングチェックなどを収録。そして、最大の見所である本番の模様を、さまざまなアングルから堪能できるため、公演を観た人でも楽しめる内容になっている。
14日に行なわれた試写会で、中野監督は「ドキュメンタリー形式ではなく、記録する感覚で制作した」とコメント。その意図通り、いわゆる喜怒哀楽を強く出すドラマ編集ではなく、新体操や選手らの楽しげな空気感を表現した。
上映は、30日から12月6日までテアトル新宿で公開。その後、12月12日にスペシャルイベント・スクリーニングとして中野監督とスペシャルゲストのライブトークがシネマ・ツーで行われる。また、12月14日から19日までテアトル梅田でも上映予定だ。
■フライングボディーズ
出演:青森大学男子新体操部
企画・コスチュームデザイン:三宅一生
ステージ演出:ダニエル・エズラロウ
音楽:オープンリールアンサンブル(Open Reel Ensemble)
編曲:畑中正人
ナレーション:豊原功補
撮影・編集・監督 :中野裕之
時間:78分