リゾーリ社は、フォトグラファーのマーク・ショウが1952年から62年にかけて撮影した「クリスチャン ディオール(Christian Dior)」のオートクチュールを収めた写真集「ディオール グラマーマーク・ショウ(Dior Glamour Mark Shaw)」を発売した。オートクチュールのクリエーションとクチュリエの"黄金の10年"を記録した同書は、当時「LIFE」誌に掲載された写真に加え、クリスチャン・ディオール自身による仮縫いの様子や女優がオートクチュールを纏った姿など、今回初公開となる写真を含む約130点で構成。ジャクリーン・ケネディの妹であるプリンセス・リー・ラジウィルによる序文と、パリを拠点に活動するライター、ナターシャ・フレーザー・カヴァソーニによるテキストを交えて綴る。全216ページで、価格は90ユーロ。フランス語版と英語版を用意し、国内では一部の洋書取扱店などで販売している。
マーク・ショウはニューヨークを拠点に50年代から60年代にかけて活躍したフォトグラファー。「ハーパース・バザー」や「マドモワゼル」誌でキャリアをスタート。その後、「LIFE」誌で16年間、数々の表紙や特集を撮影してきた。ケネディ家や、オードリー・ヘプバーンなどのセレブリティのポートレートで知られる。