ファッション

バーニーズがジェイ・ジーのコラボ売り上げ全額を寄付

 バーニーズ ニューヨークは11月20日、ラッパーのジェイ・ジーとコラボしたホリデー用のコレクションを発売した。バーニーズはアフリカ系アメリカ人の買い物客に人種差別的扱いをしたとして訴えられている。このニュースは米国内で大々的に報道され、フェイスブックやツィッターなどでこのコラボコレクション取り下げを呼びかける動きが出ていた。ジェイは、このプロジェクトで「ランバン(LANVIN)」 や「バレンシアガ(BALENCIAGA)」「バルマン(BALMAIN)」「プロエンザ スクーラー(PROENZA SCHOULER)」などとコラボ。このコラボはジェイが設立したショーン・ カーター基金の資金集めを目的としており、当初は売り上げの25%が基金へ寄付される予定だったが、売り上げの全額が寄付されることとなった。また、バーニーズはコラボ・コレクションの発売日に、ニューヨークの店舗を始め、ビバリーヒルズ、サンフランシスコ、ボストン、シカゴの店舗及びオンラインショップ(barneys.com)の売り上げの10%を寄付し、最低100万ドル(約1億円)の寄付金を確保するようだ。一方、20日の夜に発売記念イベントとして予定されていた「ア・ニューヨーク・ホリデー」はキャンセルになった。  

 ジェイは自らのウェブサイトに「人種差別問題に関する協会に参加し指揮を執ることを条件に、コラボコレクションを販売することにした。人種差別問題に背を向け他人に解決をゆだねるのは簡単だ。しかし、僕はこの問題を解決できるよう、あらゆる力を使い、ありとあらゆる手段に訴えかける」と公表。バーニーズは「ジェイが指揮を執ることにより、小売店において、いかなる買い物客も平等に接客されるようになるだろう。我々はジェイの意見を店舗運営のガイドラインなどに反映するつもりだ」とコメントしている。

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