ファッション

若槻千夏と「ミキオ サカベ」が電撃コラボ、”クマタン”ニットが登場

 2013年初頭にウィメンズブランド「w?c(ダブルシー)」のデザイナーを退任し、ファッションの第一線から身を引いていたタレントの若槻千夏がこのほど、東京を拠点にクリエイションを発信するブランド「ミキオ サカベ(MIKIO SAKABE)」と協業することを明らかにした。約1カ月前に若槻が、「ミキオ サカベ」の2014年春夏コレクションをショールームで見たのがきっかけで、「たまたま坂部デザイナーがいたので、コラボをお願いしたら引き受けてくれた」と若槻は語る。商品は、切り替え変化を施したニット、オーガンジー素材の透けるスカート、ゆったりとしたパステル調パーカの計3型で、パーカはユニセックス仕様になっている。いずれも若槻が手掛けるキャラクター"クマタン"を商品に配置し、坂部のアイデアをふんだんに盛り込んだウエアが特徴。「ミキオ サカベ」の商品構成の中に、今回のコラボウエアが入る。ブルーなど、従来と配色の異なるクマタンを採用したのは初めてで、「坂部デザイナーに息子を送り出す気持ちだった」と若槻。一方の坂部は「ガールズ系というか、まったく違うコミュニティの若槻さんと組むことで、独自のミックス感を打ち出す」と語る。商品は、ラフォーレ原宿1階のセレクトショップ「ウォール」とオンライン販売のゾゾタウンで先行受注会を行ない、来年3月に手元へ届く予定だ。今後のコラボや商品数の増加については「まったくの未定」(坂部デザイナー)ということだが、単なる話題作りではない点を両者は強調している。

 若槻は以前、ウィメンズブランド「ダブルシー」を手掛け、2013年春夏シーズンの「メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京」に参加した経験がある。デザイナー志向があり、積極的にファッションへ関わる姿勢を見せていた。また、秋葉原のオタクカルチャーやジェンダーレスなモチーフを使い、コレクションを構成する「ミキオ サカベ」と、若年層女性の支持を集める若槻の親和性についても注目を集めそうだ。最後に若槻は「1カ月という短い制作期間で、想像以上のコレクションになった。クマタンは、自慢の息子になっている」と笑顔で語った。

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