マーク・ジェイコブスは12月4日、ロンドンのテート・モダンで行なわれたジョン・エドワーズ・レクチャー・シリーズにスピーカーとして登場した。マークは「気分がいい日はすべてうまくいくと思うし、気分が乗らない日はどこかに隠れたいって思う。『ルイ・ヴィトン(LOUIS VUITTON)』と『マーク ジェイコブス(MARC JACOBS)』両方をデザインしていた時はいい面も悪い面もあったね」とコメント。後任のニコラ・ゲスキエールに関しては「ニコラのことはいつも素晴らしいと思っていた。彼が何をするか楽しみだ。僕と彼の美的感覚は全然違うからね。僕が(『ルイ・ヴィトン』で)デザインを始める前は、プレタポルテを始めシューズやジュエリー、メンズもなかった。だから、僕にとってはすごいチャンスだった。敬愛するニコラのような人が後任になってうれしいよ。とにかく彼は、すごい才能の持ち主だからね」とマーク。
今後マークは自身のブランドに専念するわけだが、それに関しては「ショッピングバッグから店舗まで、全部に関わりたいけど、実際は無理。僕の感性を理解し反映してくれるような信頼できるスタッフと働くしかないね」。
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