フランス・パリを拠点にするデザイナーブランド「アガノヴィッチ(AGANOVICH)」は現在、ドーバー ストリート マーケット ギンザ5階でインスタレーションを実施している。2014年春夏コレクションの立ち上がりに合わせた展示だが、ベースとなっているのは、09年10月に初めてパリで行なった10年春夏コレクションのインスタレーション。微笑みを浮かべる白いマスクをマネキンの顔につけたり、マネキンの足の部分だけをランダムに並べたりして、独創的なブランドの世界観を醸し出している。また、14年春夏コレクションのインビテーションを手掛けたイラストレーターのクリフォード・ハーパーによる作品も展示している。期間は2月6日までの予定。
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これに合わせ来日したデザイナーのナナ・アガノヴィッチとブルック・テイラーは、「これまでのブランドの歴史を振り返るという意味で、ブランドの大きなターニングポイントでもあるパリで初めて開催したインスタレーションのアイデアを使った。そこにインビテーションに描かれたザクロを飾ったり、マネキンに最新コレクションを着せたりすることで新しい色を加えた」とコメントしている。
「アガノヴィッチ」は2006年、セント・マーチン美術大学卒のナナ・アガノヴィッチと、ライターとして活動していたブルック・テイラーがロンドンで立ち上げたブランド。09年、パリ・ファッション・ウィークでデビューした。14年秋冬シーズンからはメンズウエアもスタートする。