ラグジュアリーなホテルの一室を会場にしつらえ、オリエンタルなモチーフでコレクションを構成した。テーマは「ラッフルズ ホテル」。ピアノの生演奏をバックにクラシカルな貴婦人たちが、フワラープリントのドレスやラッフル使いのブラウスをまとい、優雅にスウィートルームへ現れた。ドレスには、装飾的なフリンジや風で揺れる羽根使いといった繊細なディテールを施している。一方、エポレットを配したトップスや裾に向かってAライン状に広がるトレンチコートなど、対照的にマスキュリンな要素も取り入れた。今回、コレクションを発表した「ケイタ マルヤマ」は、2013年春夏シーズンが本格デビュー(12-13年秋冬で一部展開)となり、「ケイタ マルヤマ トウキョウ パリス」をさらに上質化した商品構成になっている。