2007年春夏ファッション・ウィークで自身の名を冠したコレクションを発表して以降、注目を集め続け、今やロンドンを代表するデザイナーへと成長を遂げたクリストファー・ケインが来日した。昨年の12月には、「ブリティッシュ・ファッション・アワード2013」で「ウィメンズウエア・デザイナー・オブ・ザ・イヤー」を受賞。「毎日が目まぐるしく過ぎていくけど、好きなことをやっているのでエキサイティングな生活だよ。ビジネス・パートナーには姉がいるから安心だ。秋には、ロンドンで今勢いのあるエリア、マウント・ストリートに初の路面店を出店する計画だ」とケイン。
ケリングが株式の51%を取得して2シーズン目を迎えた14年春夏コレクションでは、米「ヴォーグ」のアナ・ウィンター編集長や、フランソワ=アンリ・ピノー=ケリング会長兼最高経営責任者(CEO)を始めとする重鎮がフロントローに集結した。「世界的なラグジュアリー・グループと組むことができて幸せ。実は当初、いろいろなオファーがあったんだけど、ピノー会長兼CEOと意気投合したんだ。彼らからは今、イット・バッグを作ってほしいというリクエストがきているから、バッグを主軸としたアクセサリー関連の強化を図っていくことが今後の課題だ。また、将来的には中国進出も視野に入れているが、焦ってはいない」。
【クリストファー・ケイン?2014年春夏ニューヨークコレクション 全ルック】