イベントプロデュースも担う制作会社のセレックは、ファッション誌「ルラ」を発行するルラ・パブリッシングとライセンス契約を締結し、2014年10月に日本版「ルラ ジャパン」を創刊する。UK版「ルラ」は、「ヴォーグ」のスタイリストだったリース・クラーク元編集長が創刊した、年2回発行のガーリーなファッションマガジンだ。20代から30代の女性をターゲットに、ファッションページのほか、カーラ・デルヴィーニュやゾーイ・カザン、アレクサ・チャンらのモデルやセレブのインタビューも紹介する。
日本版は、25〜34歳の精神的にも経済的にも成熟した女性をメインターゲットに、UK版のスタイルを受け継ぎながら、ガーリーでモードなスタイルを紹介する。コンテンツは、ファッションを軸に、海外モデルやセレブのインタビューの他ビューティー、映画や音楽などのカルチャー系の情報も提供する。「ルラ ジャパン」の鈴木和生・編集長は「他誌との差別化を図るため、『メイド・イン・ロンドン』をテーマに、本国のスタッフとパリやロンドンで撮影を行なう予定だ。UK版「ルラ」の長所を全面に出していきたい」と語る。鈴木編集長は、出版社でファッション誌やカルチャー誌を立ち上げるなど、10誌以上の経験を持つ。2007年3月にセレックを設立し、「ラッシュ ジャパン」を創刊した。
「ルラ ジャパン」は、年2回(10月、4月)5万部発行する。価格は980円で書店やコンビニエンスストア、CDショップ、海外にも販売する。創刊号は、10月28日に発売予定。