ファッション

ワールドがファミリー向け新業態 「パリの下町」テーマに服と雑貨を提案

 ワールドは、30代のファミリー層に向けた新業態「ル ティロワ ドゥ ドレステリア」の1号店を東京の二子玉川ライズ・ショッピングセンターに4月24日開く。同社のセレクトショップ「ドレステリア」をベースにしながら、メンズ・ウィメンズ・キッズウエアや生活雑貨を含めたライフスタイル提案を行う。客単価は「ドレステリア」が3万円前後なのに対し、新業態はアパレルで1万円強を想定し、気軽に立ち寄れる店を目指す。標準売り場面積は60〜80坪。約80坪の1号店には20坪のカフェを併設する。今春の出店は同店のみだが、秋以降、ファッションビル、駅ビル、ショッピングセンターに拡大を図る。


 店舗コンセプトは「下町パリジャンの日常生活」。シューズブランド「トゥー&コー」で知られ、20年以上の在仏生活を経験した濱田比止志をブランドディレクターに招聘し、3区や11区に代表されるパリの下町のシンプルで趣味の良い日常着や雑貨を提案する。濱田氏の欧州の生産ネットワークを活用し、上質なアパレルや雑貨類を手頃な価格で揃える。特に雑貨類の品揃えに力を入れており、商品はアパレル5割、服飾雑貨1割、生活雑貨4割で構成。食器やキッチン雑貨、リネン類、ガーデニング用品、文房具など流行に流されないデザインの雑貨をセレクトした。アパレルの7割を占めるオリジナル品はオックスフォードシャツ、チノパン、ネイビーブレザーなどの外出着と、マリン、ワークのテイストを取り入れた普段着を企画する。アパレルの中心価格はジャケットコート1万4000〜2万4000円、ワンピースやボトムス8500〜1万3000円など。

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