伊勢丹新宿店メンズ館4階、5階のビジネスウエアのフロアが3月12日、リモデルオープンした。これまで4階にあった「メンズビジネスウェア」を5階に移動し、「ビジネスクロージング」にフロア名を変更。多様化するビジネスウエアのニーズに対応すべく、スーツのメード・トゥ・メジャーゾーンを拡充した(写真)。バイヤーがセレクトした洋書や映画の俳優のスタイルを参考に、オーダーを楽しむことができるカウンターも設置した。編集平場「トレンドセレクション」では、カジュアルなウエアをミックスし、新たなビジネススタイルを提案。「ガブリエーレ パッシーニ(Gabriele Pasini)」「アルテア(Altea)」「エムズブラック コスチューム(m's braque)」が新規出店したほか、既成スーツのプライベートブランド「イセタンメンズ(ISETAN MEN'S)」も始動した。
一方の5階「インターナショナルビジネス&カジュアルウェア」は4階に移動し、「インターナショナルラグジュアリー」に改称した。"エターナル"をキーワードに、普遍的に長く愛用できるブランドを集約。ブティックゾーンには、再出店を果たした「エルメネジルド ゼニア」を始め、百貨店では初となるハンドメイドのシューズを取り扱う「サルバトーレ フェラガモ」、店舗面積を2割ほど拡大した「ブルネロ クチネリ」など、クラシコイタリアの逸品ブランドを揃える。各ショップには、ブランドの世界観を表現する"ビジビリティボード"と称したプロモーションスペースと、長時間くつろぎながら買い物を楽しめるソファ席を用意。英国スタイルの老舗ブランドをまとめた編集平場はカウンター型の什器を多用し、スタイリスト(販売員)が顧客に対面販売できるように工夫している。オーダーメイドには、常駐するテーラーのモノ作りを直接見ることができるガラス張りのサロンを設置した。