「コーチ」がオーク表参道(ハナエ・モリビル跡)に旗艦店「コーチ表参道」を来春オープンする。OMAデザインで、表参道に旗艦店を出店することはすでに既報(WWDジャパン8月6日号)だが、今回は出店場所が明らかになったもの。店舗面積は465平方メートル、2フロアで展開する。半透明のガラスキューブを組み合わせたファサードが特徴で、そこには商品をディスプレーすることもできる。また、店内に設置された半透明のアクリルキューブのタワーが、夜にはランタン的な役割を果たしファサードを照らすという演出も。設計を担当したOMAの重松象平氏は「ファサードがひしめきあっている表参道で、コーチの幅広い商品ラインナップを直接発信できるようなデザインにした」と語る。
コーチ・ジャパンのダニエル・ディチーコ社長兼最高経営責任者は「9番目となる旗艦店はハンドバッグ、革小物、アウターウエア、フットウエア、ジュエリー、時計、サンウエアなど、メンズおよびウィメンズのライフスタイル製品をフルレンジで揃える予定」と語る。本国のコーチ・インクのルー・フランクフォート会長兼最高経営責任者は「この画期的なデザインのストアが東京のランドマークになることを確信している。デュアルジェンダー(メンズ、ウィメンズ併設の売り場)の旗艦店は重要な市場である日本において、コーチの最新のショーケースになるだろう」と語る。