「ジミー チュウ(JIMMY CHOO)」の創業者であり、現在、故郷マレーシアの観光大使として活動するシューズデザイナーのジミー・チュウは18日、福島県・福島市で開催された地域伝統工芸品の震災復興支援イベントに出席した。「福島から世界へ?Creativity Through Skills?」をテーマにした特別講演を行なったほか、地元のクリエイターらとの交流会に参加。合わせて、会津木綿、川俣シルク、会津漆器といった福島の伝統工芸品を用いて制作した6足のシューズからなる「福島コレクション」を発表した。
「福島コレクション」は、一般発売の予定はなく、福島県庁や経済産業省東北経済産業局、会津若松市などの関連団体に寄贈される。また、4月29日の「東京ガールズコレクション in 福島 2014 supported by XEBIO GROUP」の福島県のブースで一般公開される予定だ。
チュウは、「私は靴職人であった父から職人として大切なことを学んだ。それは常に真摯な姿勢でもの作りに取り組むことだ。一職人として、これからも職人やデザイン教育の重要性を伝えていきたい。今回のイベントが一過性のものとして終わるのではなく、この靴が伝統工芸に携わる人々に勇気を与え、日本とマレーシアの伝統工芸職人同士の交流の活性化につながることを祈っている」とコメントしている。