「ザ ドレス アンド コー ヒデアキ サカグチ(THE DRESS & CO. HIDEAKI SAKAGUCHI)」が4月30日をもって、ブランドとしての営業を停止した。その理由について同社の代表を務める瀧直人・瀧定大阪取締役は「新しいことを打ち出したいという坂口の考えに賛同して一緒にやってきた。だが、なかなか売り上げが目標に達せず、またここに来て坂口のクリエイションにも迷いが出てしまったと感じている。さらに、ファンドが入っていたためにそこからのプレッシャーもあり、彼のクリエイションが発揮されにくい環境にもあった。そこで、2014-15年秋冬シーズンの納品はせずリセットし、本質に立ち返ろうと考えた」と語る。「坂口が目指しているのは高いレベルであり、その目標に向かってチャレンジを続けてほしい。坂口は再起を考えていると思うが、そのアイデアが固まってから今後については検討していきたい」。坂口のデザイナーとしての今後を考え、発展的解消という決断だったようだ。