シンガポールの最大級のファッションイベント「アジア・ファッション・エクスチェンジ(AFX)が17日まで開催している。AFXは、14ブランドが参加するファッションショー「アウディ・ファッション・フェスティバル(AFF)」に加え、若手デザイナー発掘イベント「アジア・スター・クリエイション」、国際見本市「ブループリント」、ファッション関係者のカンファレンス「アジア・ファッション・サミット」で構成される。
初日の14日にはシンガポール出身で現在はニューヨークを拠点に活動しているプラバル・グルンがオープニング・ショーを行なった(写真)。シンガポールに生まれ、ネパールで育ち、インド、NYなど世界中を経て、シンガポールで凱旋ショーを行なったことに関して、デザイナーのプラバル・グルンは、「シンガポールは急成長中。このタイミングで戻り、ショーを行なえることがすごく嬉しい」とコメントしている。
17日には日本のパルコの支援で「ドレスキャンプ(DRESSCAMP)」が2014-15年秋冬コレクションを、18日には招待デザイナーとして「オスカー・デ・ラ・レンタ(OSCAR DE LA RENTA)」がクロージングショーを行なう予定だ。
合同展ブループリントには200ブランドが参加し、内シンガポール発のブランドは70ブランド。バンコク、香港、台北、ジャカルタ、ソウル、上海などのアジア各都市を中心にロンドンやパリからも参加し、日本からは「ヴァンキッシュ(VANQUISH)」をはじめ6ブランドが参加している。主催者のテキスタイル&ファッション フェデレーション シンガポールのベニー・プア代表は「シンガポールの地の利を生かして、アジアのみならず世界のファッションのハブを目指している。特に若手デザイナーにとって出会いの場となれば。日本のブランドにもとにかく一度来て参加し、コミュニケーションの場として生かして欲しい」と話している。