「ウミット・ベナン(UMIT BENAN)」が、世界初となる旗艦店を東京に8月オープンする予定だ。場所は代官山の「ドクターマーチン(DR.MARTENS)」の跡地と見られている。店舗面積は2層・約80�u。店内にはコレクションアイテムを中心に揃える。将来的には、6月にパリで発表するバッグやスニーカーも販売予定だ。2015年春夏には、日本限定のカプセルコレクションを始動する。ヴィンテージのアームチェアやトルコ産のカーペットといったインテリアや、ベナンの私物なども並べ、これらは購入も可能にする。
これは、トゥモローランドと店舗運営およびディストリビューション契約を交わしたことで実現したもので、「ジェームス パース(JAMES PERSE)」と同じ契約形態だ。日本は、「ウミット・ベナン」の売り上げの80%以上を占めるといわれ、マーケットとしての重要性を考えた出店のようだ。
デザイナーのウミット・ベナンはショップについて、「ブランドの世界観を表現できるショップをオープンできて嬉しい。この場所を見て、すぐに好きになった。周辺には小さいお店やコーヒーショップがたくさんある、リラックスできる空間だ」とコメント。また、「私のコレクションは力強く、型にはまらない。しかし、ショップではショーで見せるイメージよりもリアルなスタイルを提案したい。顧客は洗練された大人で、ラグジュアリーなものが似合う人が多いためだ」という。
「ウミット・ベナン」は1月、ショーの発表をミラノからパリに移したばかり。生産と本社機能はミラノに残し、今後デザインスタジオをニューヨークに構えることを明かしている。