フランスの老舗百貨店ル・ボン・マルシェ・リヴ・ゴーシュ(Le Bon Marche Rive Gauche)は8月30日〜10月18日まで、日本の衣・食・住・アートを紹介する企画展「ル・ジャポン・リヴ・ゴーシュ展(Le Japon Rive Gauche)」を開催する。同店が毎年開催する展覧会の一環で、今年が日仏文化協力90周年に当たることから、テーマ国に日本を選択した。メインゲストに迎えるファッション部門の「サカイ(SACAI)」、カルチャー部門のベネッセアートサイト直島と建築家の安藤忠雄を始め、「ビームス(BEAMS)」「バイエヌ(BY | N)」「ディーアンドデパートメント(D&DEPARTMENT)」「ジャパン・ハンドメイド(JAPAN HANDMADE)」「東急ハンズ」「まかないこすめ」ら100以上のブランドが参加する。
「サカイ」は、ウィメンズの「サカイ」「サカイ ラック(SACAI LUCK)」、メンズの2014-15年秋冬コレクションとともに、今回のためにデザインしたカプセルコレクションと限定アイテムを用意する。カプセルコレクションは、異素材の組み合わせを取り入れたカーディガン、パーカなど全5型で、ポケットがポーチ収納になって持ち歩けるポケッタブル仕様のデザインを採用した。限定アイテムは、「ポーター(PORTER)」とコラボレーションしたケース類、「ギズモビーズ(GIZMOBIES)」とコラボレーションしたiPhoneケースなどを揃える。
ベネッセアートサイト直島は、ベネッセホールディングスと福武財団が瀬戸内海に浮かぶ直島、豊島、犬島の3島を舞台に行なうアート活動で、安藤忠雄も参加している。今回の展覧会では、エコールブール国立工芸学校の学生によって、安藤忠雄が手掛けた直島の建築をボン・マルシェの3階部分に再現する。そのほか1階では、フォトビデオによる展示"スマイル"を開催。直島、豊島、犬島を巡り、アートによる島の活性化で島民に戻った笑顔を収めた映像を公開する。また9月2日は、安藤忠雄がボン・マルシェのショーウィンドウにライブペインティングを施すイベントを開催する予定だ。