「ルイ・ヴィトン」は、現代音楽家の渋谷慶一郎と世界的に高い評価を受ける演出家の岡田利規が演出を手掛け、ヴォーカロイドの初音ミクによる現代版オペラ「THE END」に衣装提供する。ダミエが印象的に配された衣装は、マーク・ジェイコブス=「ルイ・ヴィトン」アーティスティック・ディレクターとそのスタジオチームが2013年春夏コレクションを、今回のプロジェクトのためにデザインし、書き下ろしたもの。
渋谷慶一郎は自らのブログで、「(オペラが)今の多様な文化の容れ物として機能するんじゃないか?というのが僕の最初のアイディアにあって。そう考えたときに当然ファッションも音楽や映像と同様に重要な先端的な文化のひとつで、ルイ・ヴィトンが初音ミクの衣装を作るというのはすごく面白い!と思って相談させて頂いた」と、今回のコラボレーションの背景を明かす。舞台芸術には、ハナエモリビル跡地の「コーチ」旗艦店を手掛ける建築家の重松象平が手掛けるなど、日本を代表するアーティストが勢ぞろいする。公演は12月1・2日、山口情報芸術センター(YCAM)で行なわれるが、いずれもチケットはすでに完売している。