スコットランド・タータン協会は11月21日、タータン・アワードのパッケージ部門を三越伊勢丹に授与した。同アワード(全6部門)は、2013年に設立するもので、同アワードはタータンのプロモーションに貢献した個人や組織に贈られるもの。他部門に先駆け、今回三越伊勢丹に授与された。
伊勢丹の代名詞、タータン柄のショッピングバックが生まれた背景について大西洋・三越伊勢丹ホールディングス社長は、「タータン柄のショッパーが生まれたのは伊勢丹新宿店が昭和30年代に試験導入したティーンエイジャー向けの売り場。タータンチェック柄のスカートが人気を博し、特に『マクミラン・アンシェント』柄が人気の的となり、その柄を売り場専用のショッパーとして作成したのがはじまりで、その後全館で使われるようになった。さらに昭和43年に男の新館をオープンした時に『ブラックウォッチ』柄を作成。いずれも耐久性や機能性を進化させながら、今日もなお親しまれている。今回このような賞を受賞して感謝している」と喜びを語った。
また同日、スコットランドのテキスタイルやファッションの発展、プロモーションに貢献が認められた個人に贈られる「フレンズ・オブ・スコティッシュ・テキスタイルズアワード」が、栗野宏文・ユナイテッドアローズ クリエイティブ アドバイザー、山室一幸・弊紙編集長、大出剛士・弊紙マネージングエディターに授与された。