デニム人気が復活している。そんな中で注目されているのが、女性の体に柔らかくフィットする3Dの立体的なテーラリングとテキスタイル、そして本格的デニムのフィニッシュを兼ね備えたラグジュアリーな美脚デニムの「コラール(KORAL)」だ。コンセプトは、「リブド・イン・レングス(LIVED-IN LENGTH)」で、一人の女性が生デニムをはき慣らしていく過程を、経験豊かな職人がワンウォッシュの1ヵ月から24ヵ月まで表現。自分に合うブルーを探す楽しみが味わえるのが特徴だ。
セレブリティやモデルの愛用者も多いこのブランドは、プレミアムデニムの先駆者的ブランド「セブン・フォー・オールマンカインド」の創業者の一人であるピーター・コラールと、彼の息子のデイビッド・コラールが2012年に設立。日本ではロンハーマンなどで火が付き、13-14年秋冬シーズンからヤマツゥが代理店となり、着実に販路を広げてきた。
「コラール家にとってデニムは終わりのない情熱の対象だ」と話すピーターは「コラール」の魅力について、「ファンがその答えを持っている。私たちのモットーは『Just try them on』(とにかく試して)だ。なぜなら一度はいたら必ず良さを実感して虜になるから。『コラール』の最大の魅力は、女性たちの気分を最高に盛り上げ、いい気分にさせることだと思う」と自信を見せる。特に「テーラリングの技術はパーフェクトフィットを実現するためにとても重要で、私たちのデザインチームは常にパターン、ステッチ、シームの作成に全力を注いでいる。サイド・シームの位置は長くキレイなラインを作り、ポケットの絶妙な位置がヒップアップ効果を出している。太ももから膝、ふくらはぎにかかる適度な圧力とシグネチャーのミッドライズなフィットが着用時のストレスを軽減しスリークなシルエットを完成させている」。ウエスト部分も伸縮するため、長時間はいても快適だ。
さらに、「プレミアムデニムの本拠地・LAを拠点に最高の洗い工場、縫製工場など、長年培ってきたコネクションと信頼が大きな違いをもたらしている。リベットやボタンなどのデザインもスタイリッシュだが、ブランドのアイデンティティをさらに確立させ進化させるべく、すべてのディテールに向き合い、パッケージやブランディングなども含めてさまざまな角度で細かく挑戦し、コレクションの完成度を上げているところだ」という。
8月26日〜 9月5日には、15年春コレクションの展示会を東京・恵比寿のヤマツゥショールーム(東京都渋谷区恵比寿西1-24-1 パンゲアソラリアムビル1階)で行なう。「コラール」を始め、デニムの「ジェネティック(GENETIC)」や「チャンルー」「エバー」「ショーベック」「サウス パレード」「ドマ」「レッズ」などの合同展示会となる。