マッシュライフラボが手掛ける「ファー ファー(FUR FUR)」は、10月からロゴの変更を含め、リブランディングする。企画からブランド全体の統括まで、近藤広幸マッシュホールディングス社長兼マッシュライフラボ社長自らがディレクションを務める。「ファーファー」の前身ブランド「ファー」の立ち上げからディレクターを務めていたチダコウイチ・マッシュライフラボ取締役は6月1日付で、マッシュホールディングスのオンラインサイトの子会社、ウサギオンラインの取締役兼事業開発部長に就き、事実上ブランド監修からは離れた。一方、古橋彩デザイナーは、デザインチームの主軸として引き続きブランドを担当する。
新生「ファー ファー」は、これまで象徴していたフリルやデコラティブな装飾などを削ぎ落とし、よりシンプルでベーシックなアイテムに刷新する。得意のニットウエアに重点を置き、オリジナルで色を開発するなど、上質な素材を生かしたカラーリングに注力する。また、インドで行なっていた装飾縫製をなくすことで、日本と中国での生産に切り替える。以前よりもハイクオリティな素材を採用するも、価格帯は全体的に少し下げた。従来の「ファー ファー」は、ラフォーレ原宿にショップを持つなど、若い層にも支持されてきたが、30代女性にターゲットを絞り、着心地やシルエットなどを強化する。
現在、「ファー ファー」を取り扱う自社セレクトショップ、サロン ド バルコニーは阪急うめだ本店でプレオープン中で、9月3日に本格オープンし、6店舖体制になる。10月中旬には、池袋パルコに出店する予定だ。
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