ファッション

ワールドが「ジ・エンポリアム」をリブランディング サンタフェスタイルから「屋根裏部屋の三姉妹」のミックステイストに

 ワールドはウィメンズブランド「ジ・エンポリアム」をリブランディングする。新コンセプトは「屋根裏部屋の三姉妹」で、長女のレベッカ(28歳で一児の母でもあり、甘めの大人スタイルが特徴)、次女のエマ(24歳。書籍の児童コーナーに勤務。友達とガールズバンドを組み、カルチャーミックスカジュアルテイストを好む)、三女のセシル(20歳。大学で考古学を専攻。パパ大好きっ子。ボーイッシュスタイル)の3人のスタイルを設定。屋根裏部屋をイメージした店舗空間で、彼女たちのクローゼットを意識しつつ、お互い服を貸し借りするようなミックスコーディネートを提案する。雑貨比率を従来の40%から55%へと引き上げ、ファッション雑貨に加え、ステーショナリーやパジャマパーティーをイメージしたナイティー、ティーパーティーをイメージしたカップやカトラリーを展開する。現在、横浜ポルタやシャポー船橋などで110店舗を展開。今後は随時リニューアルを図るとともに、駅ビル・ファッションビルを中心に売り場面積30〜35坪(約100〜115平方メートル)規模で新規出店を図る。

 「ジ・エンポリアム」は1987年、英国ロンドンの伝統的な文化と、米国サンタフェのインディアン文化をミックスして、マーケット(市場)のような雰囲気で、衣料品と世界各国から買い付けた雑貨やアンティーク品などを集めたセレクトショップとして大阪・ミナミに1号店を出店した。その後、ファッションビルや駅ビルなどに、土壁とウッドというサンタフェスタイルの内装イメージで、学生〜OLを中心顧客としたセレクトSPA型ストアとして展開してきた。今回のリブランディングで、20〜28歳の自分らしくファッションを楽しみたいと思う女性向けの店舗とする。内装も白い壁と木の梁(はり)やペンダントライトなどで、屋根裏部屋をイメージしたものに刷新する。

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