ファッションデザイナーのダイアン・フォン・ファステンバーグが自叙伝「ザ・ウーマン・アイ・ウォンテッド・トゥ・ビー(THE WOMAN I WANTED TO BE)」を11月14日に発売した。同書は、ファッションデザイナーであり、慈善家、妻、母、祖母であるダイアンが、自身の姿と憧れていた女性像を書き記したもので、人生を振り返った"The woman I am(私という女性)"
と自身のキャリアを年代順に伝える"The Business of Fashion" (ファッションのビジネス)の2パートに分けて綴った。価格は4000円。「ダイアン フォン ファステンバーグ」銀座店と六本木ヒルズ店で取り扱う。
ダイアンは1947年生まれでベルギー出身。ドイツのファステンバーグ王家、エゴン・フォン・ファステンバーグと結婚し、72年に離婚するまでプリンセスだった。プリンセスだった頃から、その地位にとどまらず、職に就くことを決意。イタリアのテキスタイルの工場でカッティングやカラー、生地について学んだ。70年にデザインをスタートし、当時、米「ヴォーグ」の編集長だったダイアナ・ヴイーランドに見いだされ、本格的にファッションビジネスを始動。74年にはブランドの象徴的なアイテムである"ラップドレス"を生み出し、世界中で大ブームを起こした。94年からニューヨーク・コレクションに参加。今年、"ラップドレス"が40周年を迎え、米・ロサンゼルスの「ロサンゼルスカウンティ美術館」で回顧展を行ったほか、2014-15年秋冬メルセデス・ベンツ ファッション・ウィーク 東京の特別プログラムでファッションショーを披露した。
■「ザ・ウーマン・アイ・ウォンテッド・トゥ・ビー」
発売日:11月14日
価格:4000円
取扱い店舗:「ダイアン フォン ファステンバーグ」銀座店、六本木ヒルズ店