日本メンズファッション協会(MFU)は11月23日、「渋谷ストリート・ベストドレッサー賞」の発表と授賞式を渋谷ハチ公前広場で行った。今年で3回目を迎える同賞は、渋谷の地域に根差しながら、さらなるファッション意識の向上につなげることを目的に立ち上げたもの。渋谷・原宿で活躍し、同地域のストリートカルチャーの発信に貢献し、多くの支持を受けているという観点から選考を行い、モデルの山本優希とゆらが受賞した。
授賞式に先立ち、主催者を代表してMFUの八木原保・理事長は「渋谷は日本だけでなく世界からも注目を集めている。渋谷を若い力で元気に大いに盛り上げて欲しい」とあいさつを行った。渋谷区の桑原敏武・区長は「装いをきれいにすることが消費需要を活性化させる材料になる。少子化が進む中、渋谷がエンターテインメントシティになって目を向けてもらいたい。渋谷はファッションの街、デザインの街になるだろう」と意気込みを語った。
「渋谷ストリート・ベストドレッサー賞」の「渋谷ストリート部門」で受賞した山本優希は「10代の頃から学校帰りに渋谷に友人と集い、渋谷カルチャーには刺激を受けた。私の愛した渋谷を発信していければ嬉しい」とコメント。「原宿ストリート部門」で受賞したゆらは「雑誌『ケラ(KERA)』をきっかけにファッションを好きになった。原宿文化がなかったら服を好きになることもなかった。これからも原宿のファッションをいろいろな人に知ってもらえるよう頑張る」と原宿に対する思いを語った。
山本優希は雑誌「ジェリー(JELLY)」の専属モデルで「ネオギャルカルチャー」の第一人者として目されている。ゆらは「ケラ(KERA)」「ジッパー(ZIPPER)」など青文字系雑誌を中心に活動するモデル。
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