近鉄百貨店は12月22日から、ファッションEC大手のマガシークと共同で、ファッション通販サイト「ハルカスタイル」をオープンする。350ブランド・3万8000アイテムを販売。マガシークが商品の仕入れから販売、サイト更新、代金回収、カスタマーサポートまでのバックヤード部分すべてを担い、近鉄百貨店は集客や宣伝を担う。百貨店は豊富な顧客情報を生かすため、2012年には高島屋が、ファッションECサイト運営のセレクトスクエアを買収している。「ハルカスタイル」は、マガシークの自社ECサイト「マガシーク」と商品情報や在庫を共有する一方、近鉄グループのカード「KIPS」カードのポイントを使用できる。近鉄百貨店広報は、「まずはファッションアイテムが中心だが、いずれは雑貨や日用品の販売にも広げたい」という。初年度の売上高は3億円、5年後に10億円を目指す。