繊維メーカーの旭化成せんいとグループ会社で繊維商社の旭化成商事は、伸び縮みで暖かくなる女性用パンツを開発した。旭化成せんいが開発した、スパンデックス糸「ロイカ」と特殊な編み設計を組み合わせることで、伸び縮みすると発熱するニット素材「ストレッチエナジー」を使用。生地の温度は最大で4℃、体感温度で1℃暖かくなるという。ゴルフウエアやアスレなどスポーツウエアで先行的に商品化していたが、2015-16年秋冬物から、婦人のボトムス用途を中心に、有力なアパレルブランドや商社向けにOEM(相手先ブランド生産)供給する。旭化成せんいと旭化成商事は、百貨店ブランド向けのストレッチパンツで高いシェアを有しており、「顧客からの引き合いは非常に強い」(旭化成せんい)という。生地の種類はナイロンタイプとポリエステルの2タイプ。