2014年4月にニューヨークのトライベッカ映画祭で上映した「ディオール(DIOR)」のドキュメンタリー映画「ディオールと私(Dior and I)」が、15年3月から全国で公開される。
同作品は、12-13年秋冬から「ディオール」のクリエイティブ・ディレクターに就任したラフ・シモンズが手掛けた初めてのオートクチュール・コレクションが発表されるまでの8週間の舞台裏を描いたドキュメンタリー。ブランド設立以来、アトリエ内部の撮影が許されたのは同作品が初めてだ。ラフがデビュー・コレクションを完成させるまでの苦悩や緊張、歓喜の瞬間を映し、彼の斬新なビジョンを形にするため布一枚一枚に「ディオール」の魂を吹き込むパリのアトリエで働くお針子たちの献身的な姿に密着。デザイナーと職人たちの誇りと情熱をかけた8週間を描く。
監督はフレデリック・チェン。彼は今回単独での監督デビューになるが、09年にヒットしたドキュメンタリー映画「ヴァレンティノ:ザ・ラスト・エンペラー(VALENTINO:THE LAST EMPEROR)」の共同プロデュースや、日本でも公開された「ダイアナ・ヴリーランド 伝説のファッショニスタ(DIANA VREELAND: THE EYE HAS TO TRAVEL)」で共同監督などを務めた。
■「ディオールと私」
監督:フレデリック・チェン
公開:2015年3月、Bunkamuraル・シネマ他全国順次ロードショー
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