ドイツの老舗シューズブランド「ケンネル&シュメンガー」は現在、日本市場での認知度とシェアアップを図ろうとしている。
展示会のために来日したステファン・フランク=ケンネル&シュメンガー ゼネラルマネジャーは、「現在、伊勢丹新宿店を始めとする、三越伊勢丹グループの靴売り場を中心に販売しているが、直営店も視野に入れて動いている。日本支社は大阪に構えるが、東京でのファンを増やすために、表参道辺りに進出したい」と語った。
ケンネル&シュメンガー ジャパンの山中治喜・代表取締役は、「本国では今年、4店舗オープンした。日本での路面店オープンも近い将来に実現できれば嬉しい。ただブランド価値を大事にしているので、“どこでも買えるブランド”にはしたくない」と話した。また、「最近の売れ筋は、『ジャパンモデル』。日本人の足の特徴を踏まえて提案したオーソドックスなタイプのパンプスで、新宿伊勢丹では売り上げの3分の1が同モデルと好調だ。しかし、パンプスのみならず、スニーカーやフラットシューズも取り扱うのが我々の強み。クオリティと機能性の高さ、デザイン性を兼ね揃えている点も消費者に伝えていきたい。さらに売り上げは、毎年1.25倍ずつ伸びることを期待している。売り上げ目標は、小売りベースで約2億弱」と語った。