西武池袋本店は1月1日、初売りをスタートした。10時の開店を30分前倒し9時半にオープン。開店30分で昨年並の約2万人が入館した。今年は約1500種、15万個の福袋を用意し、1日から3日までの期間で前年比107%の売り上げを目標とする。「未来に備えてカシミヤコート福袋」(限定5個、25万1円)「少しも高くないわ福袋」(限定4個、1万1円)「貯めよ? 貯め 貯め?福袋」(限定8個、1万1円)「もしかしてだけど?お得すぎるんじゃないの福袋」(限定50個、3001円)「LED(ラージエメラルドとダイヤモンド)福袋」(限定1個、2015万円)など明るい未来を反映したキーワードをもじった福袋が登場した。
開店時には七福神に扮した同店の社員が出迎え、入店客にご福銭(鎌倉銭洗弁財天の銭洗水で清めた五円玉)を配布した。大黒天に扮した佐々木淳・西武池袋本店副店長は「昨年は消費税引き上げで厳しい時もあったが、14年12月の売り上げは13年12月を超え、改善傾向だ。消費者の目はより厳しくなっているので、上質な商品とサービスを提供したい。今年はセール品であってもポイントが付与されるようになり、お客さまのニーズに沿ってクラブ・オンカードの価値を高めていきたい。これまで6階に設置していた免税カウンターを1階にも新設するなどインバウンド対策にも力を入れている」と2015年の意気込みを語った。
「ワイシャツ1週間福袋」の行列に並んでいた北区在住の40代の男性は「(「ワイシャツ1週間福袋」の行列に並んでいるが)今日の目当ては妻用の食器。昨日は夜更かしせずに早起きして開店と同時に入店した。西武池袋本店の初売りには毎年来ているが、現時点で8万円ぐらいは買っている」と大量の紙袋を抱えながらコメントした。