ケイト・スペードは、「ケイト・スペード サタデー」を2015年春夏コレクションで終了し、「ケイト・スペード ニューヨーク」に統合すると発表した。15年6月までに、アメリカ国内で単独経営している16店舗と依託経営している3店舗を閉店すると発表した。日本でも全国8店舗とアウトレット1店舗を閉店し、オンラインビジネスも終了する。
ケイト・スペードは、「ケイト・スペード ニューヨーク」のブランド構築を明確な優先順位とし、経営資源を集中する。クレイグ・エー・リーヴィット=ケイト・スペード最高経営責任者は、「出店地域の拡大と商品カテゴリーの拡充に注力していく。我々は『ケイト・スペード ニューヨーク』を小売りベースで40億ドル(約4680億円)のビジネスにさせるつもりだ」と話す。
同社は、子供服のコレクションをスタートするほか、中国や香港、マカオ、台湾での市場拡大に注力する。特に中国市場にフォーカスするため、レーン・クロフォード・ジョイスグループの子会社であるウォルトン・ブラウンと50%ずつのジョイントベンチャーを立ち上げ、「ケイト・スペード ニューヨーク」のさらなる成長を図る。
またケイト・スペードは、メンズラインの「ジャック・スペード」も新しいビジネスモデルを再構築する。日本では卸業とオンラインを中心に事業拡大を目指し、アメリカでは12店舗を閉店する。
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