パルコのクラウドファンディングサービス「ブースター」は2月10日午後8時から3月10日まで、新規プロジェクト「東京ニューエイジ」の支援者を募集することを発表した。「東京ニューエイジ」は、坂部三樹郎「ミキオ サカベ(MIKIO SAKABE)」デザイナーと山縣良和「リトゥンアフターワーズ(WRITTENAFTERWARDS)」デザイナーがプロデュースする若手デザイナー集団で、昨年10月の東京ファッション・ウィーク期間中には、渋谷の道玄坂をジャックし2015年春夏の合同デビューショーを行った。
新規プロジェクトでは、坂部と山縣が注目する「東京ニューエイジ」の若手デザイナー8人が2015-16年秋冬ファッションショーを開催するための資金80万円を募る。一口800円から30万円で投資することができ、金額に応じて限定ステッカーやTシャツ、ショーの観覧チケット、一点ものの洋服などが支援者に贈られる。
「ブースター」は昨年12月にパルコがスタートしたクラウドファンディング事業だ。クラウドファンディング専業のミュージックセキュリティーズと連携し、ファッションやアート、音楽、食、アニメ、ゲームなどの幅広い分野のクリエイターに、プロジェクトをスタートする前に、必要な資金を提供している。プロジェクト第1弾では6つのプロジェクトをローンチし、「ヤストシ エズミ(YASUTOSHI EZUMI)」「シロマ(SHIROMA)」のファッションプロジェクト、シンガポールのトップアートディレクターのテセウス・チャンのアート雑誌創刊、広島の有名レコードショップ「ステレオ レコーズ」が手掛けるレーベルのアナログ盤リリースの4つが目標募集金額を達成している。
さらに本日2月10日20時から、パルコのソーシャルTVスタジオ「2.5D」でプロジェクトオーナーの坂部と山縣、「東京ニューエイジ」のデザイナーらに加え、芸術家の遠藤一郎やフォトグラファーの田口まきなど、豪華ゲスト陣が参加するトークショーを開催。無料インターネット配信も行う。
【関連記事】
パルコがクラウドファンド事業を開始、クリエイターと地場産業の活性化を後押し
東京ブランド「ノア ファー」がクラウドファンディングでショー開催資金を募る
気鋭6ブランドがパリで合同展「ショールーム・トウキョウ」開催。海外市場開拓目指し
渋谷・文化村通りにレッドカーペット! 新世代のデザイナー集団「東京ニューエイジ」がデビューコレクションを披露