ユニクロは、松竹歌舞伎とコラボレーションした「松竹歌舞伎×ユニクロ プロジェクト」をスタートする。同社のTシャツブランド「UT」が3月20日、コラボ商品をフランスで発売し、26日には日本全国のユニクロ店舗で販売を開始する。
同プロジェクトのアンバサダーには、四代目市川猿之助を起用した。デザインは、「UT」のクリエティブ・ディレクターを務めるNIGOが手掛けるほか、松竹と市川猿之助が監修。グラフィックには、市川猿之助の屋号である「澤瀉屋(おもだかや)」文様のモチーフや、伝統文化である浮世絵や漫画を採用し、部屋着シリーズの「ステテコ」と「リラコ」、バンダナやトートバッグなどのアイテムに落とし込まれている。
柳井正ユニクロ社長は同プロジェクトについて、「江戸時代から日本人の心を魅了し続ける歌舞伎は日本が世界に誇る偉大な大衆文化。その歌舞伎を現在のジャパニーズポップカルチャーとして世界中のお客さまにお届けする新たな挑戦を大変嬉しく思う。これからも服を通じて世界中の人々の生活を豊かにし、大衆に受け入れられるブランドを目指していく」と話す。