ファッション

「カルヴェン」、新アーティスティック・ディレクター決定

 「カルヴェン(CARVEN)」は、アレクシス・マーシャルとアドリアン・カヨドをウィメンズのアーティスティック・ディレクターに迎えた。彼らは、3月5日11時(パリ時間)にパリで行う2015‐16年秋冬のランウエイショーでデビューする。

 マーシャルとアドリアンはともに「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」で経験を積んだ。マーシャルは、07年から同ブランドでウィメンズのプレタポルテとクチュールのニットウエアを手掛け、直近では「アイスバーグ」のクリエイティブ・ディレクターを務めていた。アドリアンは、「マーク ジェイコブス」のシューズを手掛けたのち、09年から「ジバンシィ バイ リカルド ティッシ」でジュエリーやレザーグッズ、メンズとウィメンズのシューズを担当していた。近年では、「トッズ」や「ジル・サンダー」のコンサルタントも務めている。

 アレクシスとアドリアンは、「クリエイティブなパリのメゾンの一員になれることに興奮している。『カルヴェン』は、女性らしい美的センスとフレッシュさを兼ね備えたブランドだ。才能に溢れたチームと一緒に仕事が出来てとても嬉しい」と話す。また、アンリ・セバウン「カルヴェン」最高経営責任者(CEO)は、「アレクシスとアドリアンなら、『カルヴェン』の特徴でもあるフレッシュでエレガントなパリらしい現代女性を表現できる。彼らが築くクリエイティブな『カルヴェン』の世界を楽しみにしている。ギョーム・アンリ前アーティスティック・ディレクターとは、ブランドのイメージやポジションなどの基盤を築いてきた。今後はそれをもとに、新しいイメージやビジョン描く」と話す。

 14年の「カルヴェン」の売り上げは2ケタ増だったという。3月にはバンコクに店をオープンする他、ノードストロムなどアメリカの百貨店でも成長を続けている。

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