杉野学園ドレスメーカー学院は、産学連携プロジェクトの一環として学校発オリジナルブランド「スギノエプロン」を発表、4月から発売する。同プロジェクトは、高度アパレル専門科4年生が、国内外のブランド企画を行っているバースティの外山聡・社長の指揮の下、昨年4月から17回のゼミを通して、企画、生産、営業、PRを全て学生自身で担って制作を続け、3月12日、同学院で行ったブランド発表会にこぎつけた。岩瀬商店が生地、三景が服資材を協力。コピーライターの小西利行、永井一史・博報堂デザイン社長らがプロデュースに携わった。全11型で、商品価格は3500〜6000円。販売先はセレクトショップを想定し、営業中だ。
岡正子ドレスメーカー学院院長は、「学びの一環ではなく、プロとの勝負に学生たちの意識は高まった。学生たちはゼロからブランドの立ち上げを経験したことで、市場のリアル感、厳しさを実感することができたと思う。このような実学を通して、今後、エプロンのほか、他のアイテムにも挑戦していきたい」と話した。
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