創業60周年を迎えたサンモトヤマは、同社初のオリジナルブランド「サン(SUN)」を5月10日に発売する。3月12日には、第1弾のプレタポルテコレクション「クチュール ブラック」をサンモトヤマ銀座本店で披露した。
デザイナーには、皇室デザイナーであった故・植田いつ子のアトリエや仏クチュールメゾンの「フランク・ソルビエ(FRANCK SORBIER)」「エリック・ティブシュ(ERIC TIBUSCH)」などで縫製技術者やモデリストとして経験を積んだ新進気鋭のクチュリエ、小井戸和芳を起用した。商品は、ワンピースやジャケット、スカート、パンツ、ブラウスなど全9型。「シンプルエレガンス」をコンセプトに、冠婚葬祭にも対応できる素材と着心地にこだわった。サイズはMとLで、価格帯は6万〜17万円。サンモトヤマ銀座本店と大阪の阪急17番街店で取り扱う。
小井戸デザイナーは、「究極なエレガントを追求し、"タイムレス・シーズンレス・エイジレス"で着た人の魅力を引き出すようなコレクションなデザインを目指した。ファッションは流行り廃りがあるが、普遍的でシンプルであるため100年経っても美しいと思えるようなものに仕上がったと思う」と語った。
「サン」のブランドロゴは、茂登山長市郎サンモトヤマ会長の祖父が運営していたメリヤス問屋「サン メリヤス」の"SUN"のロゴを採用した。