パルコのエンタテインメント事業部はアーティストのスティーブ・アオキと協業し、新ブランド「ディム マック(DIM MAK)」をスタートする。ファーストコレクションは2015-16年秋冬に発売。パルコはこれまでにも、スティーブの写真展を行ったり、広告のビジュアルに同氏を起用したりしていたが、今回スティーブの希望でブランドを立ち上げた。「デザイン バイ LA」「メイド バイ ジャパン」がコンセプトで、20〜35歳がターゲットだ。23日には関係者向けのパーティーを開催し、ファーストコレクションの一部を披露した。クリエイティブ・ディレクターのスティーブは「ウエアの製作やマーチャンダイジングに携わってきた経験があり、ブランドを立ち上げたいと考えていた。LAを拠点に活動しているが、日本のデザイナーやカルチャーから受けた影響は大きく、『ディム マック』も日本での生産にこだわっている」とコメントした。また、パーティーではフォトグラファーの新田桂一が、「ディム マック」のウエアを着用したモデルを撮影するパフォーマンスも行った。
小林大介パルコエンタテインメント事業部 コンテンツ事業担当 開発チーム課長は、「『ディム マック』は日本での生産にこだわり、質の高いラグジュアリー・ストリートを提案する。日本で先行デビューするが、今後は全世界に広げていきたい」とコメント。「ディム マック」ファーストコレクションは40型程度をそろえる予定で、商品の予定価格帯はTシャツが1万円前後、パンツやパーカが2万〜3万円前後。都内のセレクトショップを中心に販売予定だ。